黒歴史

”コスト”と呼れてた時代②

私が”コスト”と呼ばれていた頃

毎朝朝礼は
鬼十則を唱えて
1日が始まるのである

1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。

2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。

3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。

4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。

5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。

6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。

7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。

8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。

9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。

10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

最後に、一人一人
社長に向かい
今日のノルマを大声で唱える!

通信系の仕事は
絶対的な体育体系

そして
今日も1日が始まった

テレホンアポインターとしての業務は
至ってシンプル

PCに出ている
見込みの法人電話番号に
ひたすら電話

社内では上司の大声を上げる
上司「12時までに必ず1人1件だからな!」
全員「ゾス!!」
時間は昼の12時
私の仕事は電話で契約を取る事

契約取れる為には
何時だろうが電話をする

1契約を取るのが
300件電話して1件取れるかどうかなのだから。。

契約を取るパターンですが
最初にコールをすると
だいたい受付がでる

その方に一生懸命
商品説明をしても意味がない

たとえ受付の方が契約します!!と言っても
決裁者が異なれば意味がない

基本社長が会社の決裁権を持っているので
社長と直接話せないと意味がない

その為
12時のお昼休みになると
社員が外へご飯を食べに行き
社長が事務所にいたりする

そこを狙って12時に
コールをする!

私たちはお昼ご飯はありません
1件取る為には昼休みもありません

ここはまさに戦場
昼休みを取る事さえ
許されない環境である

契約を取れれば
終礼でみんなから褒め称えられる

取れなければ
年下上司から罵倒される

2つに1つの世界
ここはピラミッドの世界なので
上に立つものとそれに従うもの

私は毎日契約は0件
年下上司からは
「おまえは本当につかえないなぁ!」

罵倒される毎日
1週間経っても契約が0件
年下上司から
「契約とれなくても会社は給料を払わないとならないんだよ!
おまえ会社のコストだからな!コスト!!
意味理解しろよ!!」

本当に悔しかった
上司に怒られている悔しさと、
自分が1件も契約が取れない悔し
本当に悔しかった

思わず泣きそうになってしまうので
目を見開き、上司を睨みつけ
絶対泣かなかった

話が終わった後
一人静かに席をたち
トイレに行って個室にこもり
声を殺して泣く・・
悔しくて。。悔しくて。。。

なんとか1件でも取りたくて
人一倍電話をかけていた

チームでは
私が電話をかける件数は
いつも1位だった

ただ、それでも契約には結びつかない
確率論ではうまくいかず
ただ、かければいいというわけではなかった

同僚で取れている人に
アドバイスを聞いて
同じようにやってみるが
それでも取れない

そして2週間目で
やっと1件獲得となるが
それ以降は全く件数が取れず
1ヶ月後に退職を上司に切り出す

もう何も未練はなかった
1件契約が取れただけで満足

この環境で30年と
定年まで働きたいとは思わなかった

私には
もっと向いている会社がある

自分はもっと
可能性を秘めているんだ!

そう自分に言い聞かせ
退職表を上司に提出

上司「なんだ?会社辞めるのか??」

私「はい、1ヶ月ですがやってみて
私には向いてないと感じました」

上司「給料だけ貰って辞めるのか?
結果出してから物を言えよ!
辛いのはおまえだけじゃないんだよ
みんな必死こいてやってんだよ!!」

退職表を出すと
上司はブチ切れて退職させないようにする

それは私が辞めてしまうと
上司が部長に詰められてしまうからだ

私の為に言っているわけでもなく
上司は自分の為に言っているという事がわかったので、
私は辞めるの一点張りで退職表を渡した

1ヶ月テレアポをやってみたのですが
自分には向いてなかった
そう思いながら自分の机を片付けていました

上司「部長がお呼びだ、こっちこい!」
私「え?部長がですか??」

部長は直接話した事がない
いつも朝礼でお話しされるのを
見かける程度

部長が会社に入ってきた時は
部下が立ち上がって出迎えるほどの
貫禄がある方です
私は内心これは本格的にやばい!と
直感で感じ取りました

上司から詰められる事は
慣れてきたのですが
部長から詰められたら
殺されるかも知れない!!
そんな風に本気で思えるほどでした

会議室に上司と向かう途中
上司「おまえ、前職ITの仕事してたんだよな?」
私「はい、ATMのプログラムを作っていました」
(と言っても、結局何もできずに会社を辞めてしまった・・)

なんだろう?と思いながら
会議室の前についた
コンコン!
上司・私「失礼します!!」

ガチャ!
会議室のドアを開けると
部長が席に座っていらっしゃった

部長「まぁ、適当に座ってくれ。
お前は仕事に戻れ!」
上司「失礼します!ゾス!!」

上司が帰ってしまい
私と本部長2人なってしまった

とりあえず、椅子に腰をかける
私「し、失礼します!!!」

部長は30代後半
少し色黒で、体格はぽっちゃり系

部長「お前会社辞めるのか?」
私「は、はい!」
部長「なんで辞めるんだ??」

上司は声を荒げながら
話を詰め行くのに対し

部長は冷静に
淡々と質問を投げかけてくる

激詰めされた方が
はっきり辞める事を伝えられるのだが

思わず相手のペースにのせられ
本音を話すようになる

部長「この仕事つらいよな?
テレアポなんてつまらないよな?
俺も全然やってたけど契約なんて取れなかったよ
ハハハハー」
(笑いながら優しく話しかけてくる)

私「え!部長がですか!!」

少し心を許してしまった、
何を言われても辞めると決めたのに
思わずこの人なら。。。という気持ちにさせられる

部長「おまえ、ITの仕事してたんだって?」
私「はい、といってもその仕事も途中で挫折してしまって。。」
部長「ITってテレアポより大変だよなー
Exceleとか出来んだろ?」
私「はい、officeでしたらそれなりに・・・」

部長「うちの会社は、テレアポ、飛び込み営業あるだろ?
それと、最近代理店事業部ってのができたんだよ。
俺がそこの担当で、 PCできるやつが欲しいんだ
おまえ、俺と一緒に代理店事業部やろうぜ!」

そう言われ、気づいた時には
答えていた。。
私「はい!」

そして私はまた会社に居続けるのである。。

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ABOUT ME
トミー信長(Tommy Nobunaga)
池袋に住んでる30代起業家。 物販月商1000万プレーヤーだけど、利益が上がれば税金も増え、3度の税務調査に入られ世の中の仕組を理解する。 必ず投資家になって、将来地域投資家育成Proectを遂行する。「FXで稼いで人生が変わった!」を叶えたい人のためのリアルなブログを配信中。